先代のアルベール・マン氏は1947年、ウエットルスハイム(Wettolsheim)で初めて醸造元詰ワインを生産した醸造家の一人。現在は娘のマリ-・クレールさんと、その夫であの「ポール・ブランク」で働いた経験を持つモーリス・バルテルメ氏が後を継いでおり、モーリス氏の弟、ジャッキー氏と彼の奥さんが加わってワイナリーを経営している。

初代のアルベール氏が行なってきた、化学薬品などを一切使用しない完全な無農薬・有機農法で葡萄を栽培し、品質にこだわったワイン造りをこつこつと行なってきたモーリス氏達だが、この苦労が思わぬきっかけで実を結ぶのは1988年のことだった。
隣のドメーヌを訪れたが試飲を断られ、代わりにこちらを紹介されて立ち寄ったというアメリカ人旅行者を、モーリス氏達はとても温かく迎え入れた。その数ヵ月後、アメリカの新聞「ワシントンポスト」紙に「アルベール・マン」が大きく紹介されていたのだった。
この記事がきっかけとなり、アルベール・マンの名が世界に広がり海外との取引もぐんと増えたのは言うまでもない。


元々有機栽培を行なっていた蔵元だが、近年ビオディナミを取り入れた栽培を始め、前にも増して味わい豊かなワインを生産するようになった。また、「ポール・ブランク」で働いた経験を活かし、アルザス地方独特の特徴を持った土壌を表現する栽培を究めてきた。他の地方より表土が浅いアルザス地方で、「テロワール(土壌)」をできるだけ表現するように心がけている。

剪定は、収穫量を低く抑えるよう非常に短くし、生育中は病気などをチェックしながら摘芽などの作業を毎日行なう。ここでは、葡萄の樹が吸収し、生成するエネルギーを果実にできるだけ凝縮させることを目指しているが、もちろん、それを人工的に促進させるような化学肥料は使っていない。自然の力で、樹が根を伸ばし、地中深くにある栄養分を自ら取り込むよう時間をかけて手入れするしかないと考えている。
樹勢を見ながら有機肥料を施肥するが、このドメーヌの古い区画では20年以上も施肥していないというから驚きである。
また区画によっては土が固くならないように馬を使って畑を耕すなど、葡萄畑の手入れは極めて細かく行なっている。

  • [ 商品コード ] 1363
  • アルベール・マン
  • 【2011】 ピノ・ノワール クロ・ド・ラ・ファイユ
節度あるオーク,長い余韻.個人的には枯れ始める頃まで熟成させてみたいキュヴェ.というのも,一握りの優れたピノ・ノワールが相応の時を経て醸し出す,あの’カツオ風味’を予感させるものがあるから(笑)

さておき,アルザスの括りだけで謂ってしまえば,間違いなくピノ・ノワール最高峰の一つ.
  • [ 商品コード ] 1363
  • 価格5,240円(税込)
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