ジュラ地方で初めてスティルワインに目を向けた生産者として、また有機栽培のパイオニアとして広く知られるドメーヌ・ラベ。そんなラベの歴史は19世紀に遡ります。
1880年、初代ラベ氏がグルス(ロタリエ近郊の村)に生活拠点を構え、2ヘクタールのブドウ畑、酪農、小麦の畑を耕しながら生計を立てていました。3代目まではこのように農業の一環としてワイナリーを所有し、特殊ワインやバルク売りをしていましたが、1974年、4代目で現在の当主アラン・ラベ氏の手により、本格的なワイナリーへと変化します。 アラン氏は独学でワイン造りを学ぶうちに、「ジュラの地質は素晴らしい。ヴァン・ジョーヌやヴァン・ド・パイユのようなジュラ特有のワインは、それはそれでもちろん素晴らしいが、酸化させることでテロワール本来の良さが失われてしまうのではないか?」と考えるようになります。そして、当時ジュラでは誰も造っていなかったスティルワインに興味を持つようになりました。

実際にスティルワイン造りを始めた彼は、ジュラの地が地質学的に非常に複雑で多様性に富むことに気づきます。 そして、「ジュラという類い稀なテロワールを持つ地で、それぞれのテロワールが持つ特徴をきちんと出せるワインを造りたい」との思いを新たにしました。「パーセル(区画)毎に収穫、醸造、瓶詰め」によるテロワールワインの追求の始まりです。
もちろん農薬は一切使用したことがありません。アラン氏がワイナリーを継いだのは1970年代。それは高度経済成長期、「農薬・化学肥料・薬剤」を大量に使用した近代化農業が推進され、実際、農作物の被害が激減、生産性が向上などといった、みせかけの効果が出始めていた時代です。そんな中、彼だけが時代に逆行するかのように環境に配慮した自然な農法に目をむけ、一切農薬や除草剤等の化学物質を使わないワイン造りに専念していたのです。周囲の人々からは完全に“変人”扱いされていたといいます。(そして多分今でもそう思われているとは本人談。)

「頑固な情熱家の父」

ドメーヌ・ラベの4代目で現当主、アラン・ラベ氏。醸造学などワイン造りに関しては一切学校で学ばず、父や祖父から受け継いだものだけを元に全てを独学で習得し、「ジュラの地で初めてスティルワインを造る」という偉業を達成しました。しかも完全な有機栽培で。こんなことを成し遂げただけあって、相当な頑固でわが道を行くタイプ。曲った事が大嫌いで、何事も発言も単刀直入、かつ好奇心旺盛。

シャンボール・ミュジニーのワイナリー、「アンリ・フェレティグ」のアンリと親友です。

  • [ 商品コード ] 1386
  • ドメーヌ・ラベ(アラン・ラベ)
  • 【2012】 フルール・ド・サヴァニャン
  • [ 商品コード ] 1386
  • 価格3,880円(税込)
  • 在庫切れ

  • この商品について問い合わせる
  • 返品の条件につきまして
贈答品でご利用できます
一回のご注文で商品ごとに配送先を選べます

贈答品でご利用できます 化粧箱をご利用の際は左メニューの最上部にある贈答用箱からそれぞれお選び下さい
商品ごとに配送先を選ぶこともできます

※送料無料は配送先ごとの合計金額が30,000円以上からとなります。
本数または内容によっては複数個口で発送になります。
その場合、送料は、1個はこちらで負担させていただきますが、2個目以上はお客様でご負担になる場合がございます。
※もちろんご負担のないよう、梱包の努力致します。

中戸屋@中村のブログ「でれすけmario」
戻る
お休みの日
3月の営業日
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
4月の営業日
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
営業時間9:00-19:00
定休日は毎週水曜日です