コント・ラフォンやルフレーヴと同じくクライヴ・コーツから最高評価の3ツ星で称えられる偉大な白の造り手、ルイ・カリヨン。ヴィニュロンとしての歴史は1520年まで遡ることができるピュリニー・モンラッシェの名家である。近年、16代目となるジャックとフランソワ・カリヨン兄弟がそれぞれ醸造と栽培を担っていたが、父親のルイの引退を期に所有畑が分割されることになった。
2010年、フランソワはコンベットやシャン・ガン等ピュリニーが誇るプルミエクリュを含む約5.4haの畑を継承し、兄のジャックが継いだドメーヌから独立。こうして誕生したカリヨン家の新たな醸造所がフランソワ・カリヨンである。

1988年から畑で働き始めたフランソワのワイン造りへのモットーは「畑がワインのクオリティを造る」である。ブドウ栽培にはビオロジックを採用。1992年から除草剤は使わず、馬やトラクターを用いて畑の土を耕し、剪定や芽かきによる収量制限は平均40hl/haと厳しい。ルイ・カリヨンのクオリティを支えてきた祖父仕込みの職人気質の畑の手入れは、様々な生産者を見てきたワイン・アドヴォケイト誌の評論家ですら「すっかり圧倒された」とコメントするほどである。

細部にこだわるブドウ栽培の一方、醸造については「ブルゴーニュの伝統の手法」と多くを語らない。畑の格付けに関わらずどのワインの発酵・熟成にもバリックを用い、自然酵母のみで発酵させ、常にマロラクティック発酵を行う。ルイ・カリヨン時代と変わりがないというワイン造りとはいうものの、父のドメーヌでは瓶詰めは3月と決まっていたが、フランソワはワインの熟成状態を見て瓶詰め時期を決める等、微細な調整を重ねてフランソワ・カリヨンのワインは造られている。

現在、カリヨン家から受け継がれた由緒正しき畑に加え、畑仕事に並々ならぬ情熱を注ぐフランソワが厳選し手に入れた畑からもワインを手掛けている。どのワインも偉大な地で生まれるシャルドネの厳格さと華やかさを備え、ゴージャスで生き生きとしたキャラクターが魅力である。

フランソワが初めて栽培から醸造まで一貫して手掛けた2010ヴィンテージは既に評論家から高い評価を受けており、ブルゴーニュの名門から現れたこの経験豊かな『新星』がブルゴーニュの偉大な白の新たな歴史を造ることに疑いの余地はない。

尚、できるだけ多くの人にワインを楽しんでほしいという思いから、独立に先駆けて2007年にネゴス部門であるメゾン・フランソワ・カリヨンも立ち上げた。ネゴス部門にはオレンジと白を基調としたラベル、ドメーヌ部門にはブドウをモチーフにした新たな紋章を掲げたラベルが用いられている。

<AOC> Puligny Montrachet ピュリニー・モンラッシェ
<ブドウ品種> シャルドネ100%
<熟成> バリック12ヶ月

ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェの斜面すぐ下に位置するヴィラージュの畑。華やかで芳醇なワインが生まれることで知られている。甘い完熟果実がぎっしり詰まった魅惑的な香り。多面的かつ洗練されたワインで、輝くような生き生きとしたフィニッシュが印象的。

<オーナー> Francois Carillon フランソワ・カリヨン
<醸造責任者> Francois Carillon フランソワ・カリヨン
<栽培方法> ビオロジックによる栽培。1992年から除草剤不使用。畑は馬やトラクターで耕す。収量制限は主に剪定と芽かきで行い、平均40hl/haまで抑えている。植樹密度は植樹密度10,000本/haと高く、グイヨで仕立てている。

<醸造方法> 手作業で収穫後、セラーに運ばれたブドウはステンレスタンクにて8度で冷却し、年によるが比較的長くデブルバージュを行う。アルコール発酵、マロラクティック発酵、熟成にはアリエ産やトロンセ産の焼きが軽めのフレンチオークのバリックを用いる。新樽率は区画によって異なる。自然酵母のみでアルコール発酵させるため、最初はブドウの温度が低く、中々発酵が始まらないこともあり、発酵期間は長めになる。マロラクティック発酵も毎年行う。瓶詰め前にはステンレスタンクにワインを移して清澄する。

  • [ 商品コード ] 271
  • フランソワ・カリヨン
  • 【2010】 ピュリニー・モンラッシェ レ・ザンセニェール
  • [ 商品コード ] 271
  • 価格7,450円(税込)
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