茨城県の端っこ、境町にある酒屋です。境町は利根川沿いにあり千葉県・埼玉県・栃木県・群馬県・東京都に近い茨城の玄関口。
品質管理は最大限気を遣っています。ワインセラーは20坪弱ありちょっと自慢のセラーです♪

　大学生時代にしていたフレンチレストランでのアルバイトでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」と1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュにルー・デュモンを設立。
　仲田さんのワイン造りでの特記事項は、日本の職人と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念。テロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエより「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。
　「ワインを通じてアジアの架け橋になれれば･･･」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。

今年で6回目のリリースとなるヌーヴォー。「ガメイは、完璧に完熟してはじめて真価を発揮することから古樹が理想」という仲田さん。畑は従来と同じSaint Verand村近郊の、樹齢70〜80年の計15の古樹単一区画群。標高は400mと高く、ゆっくり熟成します。
「ガメイは特にその年の特性に応じた微細な醸造管理を行うかどうかでワインの味わいが変わってくるのであらゆる意味でベストを尽くします」。

現代美術家ジェラール・ピュヴィスの特製ラベル、重厚ビン「レジェンド・アンティーク」の使用等、パッケージデザインにもこだわります。ラベル背景の文字のどこかに「天・地・人」が入っています。

「年に一回きりのものだからこそ、これを呑んでくれた人がワインを好きになってくれるきっかけとなるような美味しいヌーヴォーにしたい」というのが仲田さんの変わらない信念のもと造られます。